2020
03/06

昨年から少しずつ景気も悪くなり、今年に入ってからは追い打ちをかけるように中国を発端とする新型コロナウイルスのことを連日ニュースで見るようになった。
そんな中、昨年4月から準備を進めてきた豊岡鞄の海外の販路を求める事業で香港に続き今年はイタリアのミラノで開かれるMIPELに2月16~19日の日程で出展した。
MIPELは年2回開催される鞄の製品の展示会で今回117回目となり50年以上の歴史がある。同時開催でMICAMという靴の展示会も行われた。
単独で豊岡鞄が出展7社と組合ブースを併設し、合計16名の組合員がミラノに赴き来場者の対応した。
先に述べたように新型コロナの影響で来場者数も少なかった。
結果としては思うようなものでは無かったが、それでも香港の時に比べて商品を手に取ってもらったり、逆に売り込みされたりと前回より確実に反応はあったように思う。
展示会とは別に弊社の本業であるYKKの代理店という立場から、YKKの世界展開の中で、ヨーロッパ(EMEA)の中心がイギリスのロンドンにある。YKKのショールームがロンドンに有ることから弊社スタッフとYKKヨーロッパ社にお邪魔してきた。
今現在のヨーロッパ社の概況やその展開のお話をお聞きし、ショールームが 何故ロンドンなのか・・・などお話を伺った。
日本の景気の悪さと同様で、難しい状況の中、同じくして新型コロナの今後の影響も懸念されると自分たちの周りだけではないと改めて感じ、弊社もより一層工夫、努力が必要だなぁと痛感した。
イギリスは硬い金融の街、イタリアは陽気なファッションの街、と勝手に思っていたが、いざ中に入ってみると実はそれぞれ違う側面を持っていた。
大変いい経験と勉強になったように思う。
二つの国を渡り歩いたことで、テレビでしか見なかった検疫も何度も経験し、何の症状もないのに少しドキドキしてみたり。
人が集まるイベントなどがどんどん中止になっていくことを聞くと、寂しいやら、怖いやら。
皆様、ご自愛頂きますよう、心からお祈りいたしております。
代表取締役 浮田昌宏