2019
04/02

弊社は兵庫県鞄工業組合という組織に属している。
豊岡鞄協会はこの工業組合と兵庫県鞄卸商業組合の二つの部会で成り立っている。
10年程前までは材料商組合もあったが今はもう無い。
そんな中、昨年6月より、海外販路開拓委員会の委員長を仰せつかり、その第一回目の展示会で香港に行って来た。
Asia Pacific Leather Fairの服飾雑貨を展示するFASHION ACCESS通称“APLF”という展示会に豊岡鞄の合同ブースを出してきました。
豊岡鞄としても初めての試みで、材料商の我々がメーカーさん達を取りまとめるとはいささか無理があることを承知の上で、ブースの段取りやパンフレット作りなど出来ることを中心に取り組んできました。
今回のブースは以前から取り組んでいる岡山県のデニムの産地の井原デニムとのコラボ商品とは別に、今回新しく福井 鯖江メガネの方々と新しくコラボして商品開発した物を展示した。
材料目線で説明すると、それぞれの鞄にメガネ専用ポケットを付けて、鞄の一部チタンやアセテートといったメガネを作る素材を鯖江の業者さんに作っていただいたこと。また鞄の主素材生地は福井県で特別に織っていただいたポリエステル素材。またYKK(株)にも協力してもらい、今回初めて豊岡鞄オリジナルファスナー引き手を開発した。全部で7種類の鞄を作って展示した。
香港には久しぶりに行ったが、随分と様変わりしていて、展示会も中国を中心にしたバイヤーが殆どで、興味は誘うもののコストが合わず、、、ある程度は予想していたものの、ビジネスとしては難しい事を痛感させられたものだった。ただ、言葉の習慣や違いはあれど、良いものは良いと評価も得られたことや、どんなことに興味を持ち見られるのかを感じられたことは収穫だと思う。スタートから半年程度で異国の地にて展示会が出来た事が何よりかもしれない。この経験を先に繋げるためにも努力を続けていきたいと思う。
代表取締役 浮田昌宏